マンションの外壁改修、居住しながらできるのはどっち?外壁塗装と外断熱を比較!

はじめに

マンションにお住まいの皆様、こんにちは。
マンションの改修工事を検討する際、外壁の改修方法として「外壁塗装」と「外断熱」のどちらを選ぶべきか悩む管理組合の方も多いのではないでしょうか。どちらの施工方法にもメリット・デメリットがあり、選択によって居住環境への影響も異なります。そこで本記事では、それぞれの施工方法と、居住しながらの改修が可能かどうかを詳しく解説します。

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外壁塗装の施工方法

外壁塗装は、既存の外壁の上から新しい塗料を塗布し、美観を保つとともに耐久性を向上させる改修方法です。主な工程は以下のとおりです。

  1. 足場設置:作業のために建物全体を覆う足場を組み、飛散防止の養生シートを設置します。
  2. 下地補修:ひび割れや劣化箇所を補修し、塗装の密着性を高めます。
  3. 高圧洗浄:既存の外壁の汚れやカビを除去します。
  4. 下塗り・中塗り・上塗り:塗料を3回程度塗り重ね、耐久性と美観を確保します。
  5. 仕上げと足場撤去:最終確認を行い、足場を撤去して完了です。

 

居住への影響
外壁塗装工事は基本的に「居住しながら」行うことができます。ただし、以下の影響があります。

  • 窓の開閉制限:塗装中は養生シートで窓が覆われ、一時的に開閉が制限されることがあります。
  • 塗料のにおい:使用する塗料によっては、工事期間中ににおいが発生することがあります。
  • 足場の設置:ベランダの使用が制限されることがあるため、洗濯物の干し方などを工夫する必要があります。

 

外断熱の施工方法

外断熱は、既存の外壁の外側に断熱材を取り付け、その上から仕上げ材を施工する方法です。外断熱によって建物の断熱性・省エネ性能が向上し、居住性が大幅に改善されます。主な工程は以下のとおりです。

  1. 足場設置:外壁塗装と同様に、工事用の足場を組みます。
  2. 断熱材の取り付け:外壁全体に断熱材を設置し、固定します。
  3. 下塗り材の施工:ベースコートなどの下塗り材を断熱材の上に施工します。
  4. 仕上げ材の施工:最後に仕上げ材(塗装仕上げなど)を施工します。
  5. 足場撤去・最終確認:施工が完了したら、仕上がりを確認し足場を撤去します。

 

居住への影響
外断熱工事も基本的に「居住しながら」施工できます。ただし、以下の点に注意が必要です。

  • 窓の開閉制限:断熱材の施工時には、窓まわりに作業スペースが必要となるため、一時的に開閉が制限されることがあります。
  • 足場の設置:ベランダの使用が制限されることがあるため、洗濯物の干し方などを工夫する必要があります。特に外断熱は外壁塗装に比べて工程が多く、工期が長くなる傾向にあるため、注意が必要です。

外断熱について、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。

 

どちらを選ぶべきか?

マンションの改修目的や予算、長期的な住環境の向上を考慮し、最適な方法を選びましょう。

  • コストを抑え、短期間で外観をリニューアルしたい → 外壁塗装
  • 断熱性能を向上させ、長期的な住環境の改善を図りたい → 外断熱

どちらの工法も「居住しながら」工事が可能ですが、一時的な窓の開閉制限や足場の影響があるため、事前に管理組合で十分な説明と合意を得ることが重要です。外壁改修を検討する際は、専門業者に相談し、最適なプランを選択することをおすすめします。また、外壁塗装と外断熱の違について、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。

マンション共用部改修をご検討中の方は、豊富な施工実績、適正価格での施工を行うマンション改修専科に是非一度ご相談ください。

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