マンションのリフォームに使える補助金とは?【2025年・令和7年最新版】

はじめに

マンションにお住まいの皆様、こんにちは。
本記事では、マンション改修で活用できる代表的な補助金制度について、ポイントをわかりやすくご紹介します。マンションリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事の内容は2025年4月21日時点の情報に基づいています。

補助金制度の対象となる工種

基本的には、ガラス交換・内窓設置・外窓交換・玄関ドア交換が対象になります。支援事業によっては、外壁断熱工事、エコ住宅設備の設置、バリアフリー改修、子育て対応改修、などが対象となる事業もあります。是非一度お気軽にお問合せください。

 

既存住宅の断熱リフォーム支援事業

環境省による支援事業です。この事業は、既存住宅において省CO2関連投資によるエネルギー消費効率の改善と低炭素化を総合的に促進し、高性能建材を用いた断熱改修を支援する目的で実施されています。
参考:既存住宅の断熱リフォーム支援事業

<公募期間>
年数回の公募が行われており、以下が直近の公募スケジュールです。
令和7年3月24日~6月13日(※予算上限に達するまで)

補助対象者及び住宅
住宅区分:集合住宅(全体)
申請者:管理組合等の代表者
※原則、当該集合住宅の全ての対象住戸を改修

<補助対象となる工事>
「トータル断熱」と「居間だけ断熱」の2種類の申請区分があり、対象となる工事が異なります。
トータル断熱:高性能建材(ガラス・窓・断熱材・玄関ドア)を用いた断熱リフォーム
居間だけ断熱:高性能建材(窓・玄関ドア)を用いた断熱リフォーム
※玄関ドアは本事業におけるガラス・窓・断熱材と同時に改修する場合のみ補助対象(玄関ドアのみの場合は対象外)

<補助額・上限>
補助対象経費の1/3まで
上限15万円/戸、玄関ドアも改修する場合は上限20万/戸
※「トータル断熱」、「居間だけ断熱」共通

<注意事項>
国からの他の補助金事業との併用は不可。

 

既存住宅における省エネ改修促進事業

東京都による東京都内の既存住宅の断熱性能向上及び、再エネ設備導入促進の為に行う助成事業です。
要綱の公開が5月中旬予定のため、詳細がわかり次第お知らせします。
令和7年度事業の見込みスケジュール(予定)は以下です。
【令和7年度事業に係る要綱の公開等スケジュール(予定)】
〈1〉令和7年度事業の要綱の公開 :令和7年5月中旬
〈2〉事前申込 受付開始:令和7年5月末頃
〈3〉令和7年度事業 交付申請兼実績報告 受付開始:令和7年6月末頃
参考:既存住宅における省エネ改修促進事業

 

子育てグリーン住宅支援事業

国土交通省・経済産業省・環境省の3省連携による住宅省エネ2025キャンペーン事業の一つで、すべての世帯を対象に、「高い省エネ性能を有する新築住宅の取得」や「住宅の省エネリフォーム」等に対して補助金が交付される制度です。
参考:子育てグリーン住宅支援事業

<交付申請予約・申請期間>
令和7年3月31日~予算上限に達するまで
(遅くとも令和7年12月31日まで)
※ お早めの申請をおすすめします。

<補助対象となる方>
以下の①、②を満たす方が補助対象者となります。
①リフォーム工事をする住宅の所有者等であること
②リフォーム工事をする(発注する)方

<補助対象工事>
3種類の必須工事(①開口部の断熱改修、②躯体の断熱改修、③エコ住宅設備の設置)のうち2種類以上の実施が必須です。※1種類のみの実施では補助対象外
【必須工事】
① 開口部の断熱改修
② 躯体の断熱改修
③ エコ住宅設備の設置

また、必須工事のうち2種類以上実施すると、以下④~⑧の付帯工事も補助金の対象となります。
【付帯工事】
④子育て対応改修
⑤防災性向上改修
⑥バリアフリー改修
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
⑧リフォーム瑕疵保険等への加入

<補助額・上限>
Sタイプ(必須工事3種類の全てを実施):上限60万円/戸
Aタイプ(必須工事3種類のうち、いずれか2種類を実施):上限40万円/戸

<注意事項>
国の他の補助金制度との併用は不可

 

先進的窓リノベ2025事業

国土交通省・経済産業省・環境省の3省連携による住宅省エネ2025キャンペーン事業の一つで、既存住宅の窓・ドアを省エネ効果の高い断熱窓・ドアに改修する費用の一部を補助する制度です。
参考:先進的窓リノベ2025事業

<交付申請予約・申請期間>
令和7年3月31日~予算上限に達するまで
(遅くとも令和7年12月31日まで)
※ お早めの申請をおすすめします。

<補助対象となる方>
以下の①、②を満たす方が補助対象者となります。
①開口部(窓)のリフォーム工事を行う住宅の所有者等であること
②開口部(窓)リフォーム工事をする(発注する)方

 <補助対象工事>
・ガラス交換:既存サッシはそのままで、複層ガラス等に交換
・内窓設置:既存窓の内側に、新しい内窓を新設または交換
・外窓交換(カバー工法):既存窓のガラスを取り外し、既存窓枠の上から新たな窓枠を被せて取り付け、複層ガラス等に交換
・ドア交換(カバー工法):既存ドアについて枠を残して取り除き、既存枠の上から新たな枠を取り付け、ドアを交換
※玄関ドア交換は、他の窓の工事と同一の契約かつ、一緒に申請する場合のみ補助対象となります。

 <補助金額上限>
上限200万円/戸

<注意事項>
国の他の補助金制度との併用は不可

 

補助金について詳しく知りたい方は

マンション改修専科では補助金について詳しく知りたい方に補助金の仕組みがよく分かる資料をご用意しています。管理組合様で検討する際にもご活用ください。
詳細はこちらをクリックしてください!

 

補助金申請をする際の注意点

補助金を利用したいけど、申請手続きが難しそう…などの不安で補助金利用を諦めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

補助金の申請者は、環境省の既存住宅の断熱リフォーム支援事業と、東京都の既存住宅における省エネ改修促進事業では、住宅所有者(オーナー)や管理組合等の代表者になっています。

お客様ご自身で申請手続きを行うには、建築知識や専門知識が必要な書類作成があり難しく感じる場合もあるかと思います。マンション改修専科では、これらの事業は代理申請が可能となっております。

尚、3省連携の住宅省エネ2025キャンペーン「子育てグリーン住宅支援事業」「先進的窓リノベ2025事業」は、申請者が工事請負業者となっておりますので、申請手続きのご心配はいりません。

是非一度お気軽にお問合せください。

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