マンションの共用部とは?
マンションの専有部とは?
専有部とは、単独で所有している部屋のコンクリートの壁や天井などで囲まれた内側部分のことを指します。分かりやすく言うと、部屋の内側の居住スペース部分のことです。区分された内側の壁や床、天井は専有部にあたります。
専有部であれば、所有者個人が所有している部分の為、基本的には所有者の判断で自由に室内のドアを変えたり、壁紙を変えたりといっリフォームが可能です。
具体的には以下のような場所が挙げられます。
・キッチン
・洗面所
・トイレ
・お風呂場
・電気配線や電話配線
「共用部」と「専有部」の工事で気を付けるポイント
共用部と専有部はことなる場所なため、工事の際も気を付けるポイントが変わってきます。
共用部
・個人の方で共用部の交換を希望される方は、管理組合に確認が必要
・共用部は、一棟の建物に住む区分所有者全員が共同で所有するとし、共用部の管理、補修などは区分所有者で形成される管理組合が行う。個人の判断で勝手に変更することはできない。
専有部
・専有部であれば自由に工事が出来るということではない。例えば、リフォームや修繕を行う際には、各マンションの管理会社に確認をしたほうがよい。
・専有部のリフォームや修繕に関しては、管理規約や使用細則でルールが決められている可能性がある。その規定に従い、リフォームや修繕を行う必要がある。
・もしルールに違反するリフォームや修繕行為を行った場合、原状回復や工事停止を求められるなどのトラブルが起こる。リフォームや修繕を行う際には、総会での決議が必要になることもあるので、必ず確認を行うこと。
これは共有部?専有部?という疑問もあるかと思いますので、お気軽にマンション改修専科へご相談ください。
「共用部」と「専有部」に関するよくある質問
ここでは、「共用部」と「専有部」に関するよくある質問をまとめています。
・「共用部」と「専有部」どちらか分からない場合はどうしたらいいか?
⇒ 管理組合に確認が必要。
・玄関ドア、バルコニーや窓ガラス、サッシなどは専有部ではないのか?
⇒マンション外観の一部をなしていることから、共用部と定めている。
・個人で窓を交換したいが可能か?
⇒ 共用部になる為、管理組合に確認が必要。
・個人で玄関ドアを交換したいが可能か?
⇒ 共用部になる為、管理組合に確認が必要。
一見、専有部に見えるような共用部には、その部屋の区分所有者に「専用使用権」が付されています。共用部でありながら、
他の区分所有者の使用を認めず、日頃の管理は専用使用権が与えられた区分所有者が行いますが、
勝手に撤去や現状を変更するような行為は認められていません。
専用使用権は、区分所有法に定めはなく各マンションの管理規約等によって使用ルールが定められています。
まとめ
今回は「共用部」と「専有部」の違いについて解説しました。
それでも、ここを工事したいが、勝手に工事していいかわからない…という疑問がある方、是非お気軽にマンション改修専科にご相談ください。
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