マンションの玄関ドアは交換できる?
マンションは大きく共用部と専有部に分けられます。
一般にお住まいの皆さまの玄関ドアについては共用部にあたり、通常個人では用途変更や改修工事を行うことが出来ない部分にあたります。
その為、お住まいの皆さまが勝手にリフォームして変更が出来ない部分となり、玄関ドアの改修工事は管理組合の許可が必要となります。
一般的に総会または臨時総会で、管理組合及び組合員の承諾を得てから交換工事が出来るケースが多いです。マンション管理規約に、玄関ドアは共用部と明確に記載されている場合は、個人の専有部として交換することが出来ません。
交換をご希望の際はマンション管理規約を事前に確認しましょう。
玄関ドアの交換時期の目安とは?
玄関ドアの交換時期は、築25~30年超のマンションが多いです。
交換のきっかけとしては、建具本体や金物の劣化による扉の開閉不具合や、気密性・断熱性・遮音性の低下に伴う玄関ドアの基本性能の劣化に起因するものが多いです。
築25年から30年超の建物の場合、玄関ドア枠の腐食や枠変形が生じており、玄関ドアの開閉時に扉が枠に当たることなどにより交換したいと希望されるお客様も多数いらっしゃいます。
不具合の原因により、どのような修理を行うか、どのようなドアが適しているかが異なります。
玄関ドアを交換するメリットとは?
玄関ドアの基本性能である、断熱性・遮音性 ・防犯性が格段に向上します。
・断熱性
扉本体と枠回りの隙間が大きいと、外部と居室内との寒暖差が生じ、冬場は特に室内と外気との温度差により結露や身体に有害なカビなどが発生しやすくなります。
玄関ドアを交換することで断熱性・気密性を高めることにより、「夏は涼しく、冬は暖かい」家になります。外気の影響を受けにくく、かつ室内の空気が逃げにくくなることで、冷暖房費の節約や省エネの効果も期待できます。
・遮音性
玄関ドア枠周りの隙間により、外部からの大きな騒音が居室内に入ってきたり、反対に家の中での話し声や生活音が外へ筒抜けになったりするケースが多いです。
玄関ドアを交換することで枠周りとの隙間を少なくし、遮音性を高めることにより、静かで快適な生活空間へ生まれ変わります。
・防犯性
防犯対策として、最新のディンプルキーに変更することや、1ドア2ロック(1つの玄関ドアに2つ以上の鍵が取付けられていること)の玄関ドアに変更することも可能です。より高い防犯性を確保し安心して住める家になります。
玄関ドア交換工事の工法とは?
カバー工法、ドアチェンジ工法、ハツリ工法の3つがあります。
玄関ドアの交換工事において一般的にもっとも多く普及している工法は、カバー工法と呼ばれる工法です。
カバー工法とは、既存の玄関ドア枠に新規の玄関ドアをかぶせる工法です。工事時間は約2~3時間程度で完了しますので、工期が短いこと、費用が抑えられることがメリットです。一方、既存のドア枠に新規のドアを被せるため、ドアが若干小さくなることがデメリットとして挙げられます。
玄関ドア交換工事の相場は?
玄関ドアのカバー工法は約22万円~となります。※現場条件により金額は異なりますので都度、現地調査後に正式な金額をお出しします。
近年は玄関ドア交換工事において、公的機関からの補助金制度もあります。マンション改修専科では、最適な補助金制度のご提案から、申請代行までを行っております。
お気軽にご相談ください。
まとめ
マンション全体での玄関ドアの交換はコストもかかりますが、わずか2~3時間程度の工事で付加価値の高い最新設備の玄関ドアへ生まれ変わります。玄関ドアが劣化してきた、不具合が起きている、防犯性を高めたいなど玄関ドアの交換を検討されている方は是非一度マンション改修専科へご相談ください。
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